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シン・シティ復讐の女神

2015年1月17日より全国公開／R-15
ギャガ
公式サイト　　

前作から10年、シリーズ続編が完成。愛する人を奪われ復讐心を燃やすナンシー（ジェシカ・アルバ）ほか、ミッキー・ロークが風貌を変え演じているマーヴ、ロザリオ・ドーソンが演じるゲイルなど前作から引き続き登場する人物もいますが、今作から登場するキャストも超豪華。ジョシュ・ブローリン、エヴァ・グリーン、ジョセフ・ゴードン＝レヴィット、クリストファー・ロイド、レディー・ガガ、海外TVドラマ『24』シリーズの大統領役でもお馴染みのデニス・ヘイスバートが登場します。特に存在感を発揮していたのは、男達を手玉に取り自身の欲望を何でも叶える女エヴァ・ロードを演じたエヴァ・グリーン。『300＜スリーハンドレッド＞～帝国の進撃～』でも「どうだ！」と言わんばかりに豊満ボディを披露していましたが、今作でもやはりおっぱいポロリ（笑）。このお方は風呂で覗かれても平気なんだろうなと思えるほどに堂々たる脱ぎっぷりですが、美しさに自信があるからなんでしょうね。魔力と言っても良いくらいの妖艶さは女子から観ても圧巻です。そして、美しいと言えばやっぱりジェシカ・アルバ。抜群のスタイルで踊るシーンは、何度観てもカッコ良いです！
ストーリーはというと、前作から続く復讐劇もありつつ、新たな復讐劇も加わり、ジョシュ・ブローリンが演じるドワイトと、エヴァ・グリーンが演じるエヴァ・ロードの物語を軸に展開します。激しいアクションながら、モノクロベースに描いているので、そのままの描写ではグロくなりがちなシーンもスタイリッシュに描写され、大人のダーク・ファンタジーとも言える作風です。半端なやり方が通じないシン・シティだけにラストも爽快です。前作を観ていなくてもお話にはついていけるし、映画好き女子ならば観ておいて欲しいハード・アクションです。

ボッコボコにされたり、無残に殺されたり、目玉をくりぬかれたり、普通なら目を覆ってしまいたくなるシーンもありますが、モノクロをベースに描いているので観るに耐えられないというほどではありません。アクションあり、ラブストーリーもあり、スタイリッシュな映画なので、どんなカップルでも男女ともにそこそこ楽しめると思います。男をたぶらかす色気ムンムンのキャラクターが出てくるので、一部のシーンでは男子が前のめりになるかも知れませんが、そこは許してあげましょう。

R-15指定なので、15歳未満は残念ながら観られません。鑑賞可能な年齢のティーンは、たまにはこういう映画も観てみると良いでしょう。ストーリーそのものももちろん楽しめますが、芸術性を感じられる作品なので、感覚で楽しむのも良いと思います。監督のロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー監督は、両者とも作風に特徴がある監督なので、本作を機に他の作品も観てみると、人それぞれのセンスの違いも楽しめますよ。

2015.1.7　TEXT by Myson

シン・シティ 復讐の女神

シン・シティ復讐の女神