2015年3月28日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
ツイート
ラナ&アンディ・ウォシャウスキー監督が、『マトリックス』から16年ぶりに書きあげたオリジナル・ストーリーを映画化した本作。彼らが本作で描く近未来は期待通りにスタイリッシュで、その世界観に浸るだけでも楽しめます。アクションもスピーディでパワフルでしたが、これはチャニング・テイタムの起用が大きく功を奏した点でしょう。優れた身体能力、鍛え上げた肉体…とここまではアクション俳優の当たり前の特徴ですが、親しみやすい顔立ちでありながら、繊細さも漂わす雰囲気のチャニング・テイタムが役にピッタリハマっていた点は、ラブストーリーも盛り上げます。主人公2人が惹かれあう展開が少々大雑把ですが、余計な説明を省いたと思えば良しとできる範囲です(笑)。ロマンチックさも宇宙レベルなので、新鮮味がありますよ。個人的には最後のシーンがとてもロマンチックでありながら爽やかで好きです。 物語は一言でいえば、宇宙レベルの相続争いとシンプルなのでわかりやすく、誰が観ても楽しめるエンターテイメントです。第87回アカデミー賞にて『博士と彼女のセオリー』でアカデミー主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインが悪役を務めていますが、今作の役はかなり不気味。私はこういう気持ち悪い役をやっているエディ・レッドメインの方が男らしくセクシーに感じて好きです。ミラ・クニスもとてもキュートで、キャストが光る一作となっています。ぜひこのスケールは大きなスクリーンで3Dで楽しんでください。 |
スタイリッシュで美しい映像とストーリーそのものもロマンチックなので、デートにピッタリの作品です。アクションとラブストーリーのバランスも良く、男女共に楽しめるし、ロマンチックなわりには生々しいラブシーンは無く、気まずいこともありません。物語もシンプルなので普段映画を観慣れていない方でもついていきやすいでしょう。真剣に語りあうようなテーマではないのが逆に気楽に観られます。宇宙ネタが好きな彼氏、旦那なら、これを機に次のデートは天体観測やプラネタリウムにするのも良いかも。 |
キッズでもティーンでも難しいことは考えずに楽しめる作品です。タイトルが『ジュピター』と付いているわりにそれほど宇宙について知らなくても付いていけるストーリーですが、どうせならこういう映画をきっかけに興味を持って、惑星について調べてみるのも良いでしょう。近未来で使われる道具や乗り物などがとてもカッコ良いので、ぜひワクワクしながら楽しんでください。 |
関連記事:
■DATE MOVIE AWARDS 2nd
■第64回部活座談会リポート
■TJE Selection イイ男セレクション/チャニング・テイタム
■TJE Selection イイ男セレクション/エディ・レッドメイン
■TJE Selection イイ男セレクション/ショーン・ビーン
© 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
2015.3.9 TEXT by Myson