 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
2015年12月4日より全国順次公開／R-15
ギャガ
公式サイト
ツイート
 かよわくて妖艶で美しいイヴサン・ローランを演じているのは誰？？と思ったら、ギャスパー・ウリエル。久々に観たので気付きませんでしたが、彼ももう30代の大人になったんですね（1984年生まれ）。彼の父はスタイリストで、母はファッションショーのプロデューサーというから、何だか本作出演はご縁を感じますね。そんなギャスパー・ウリエルが演じたイヴ・サンローランは、これまで何度も映画化されている実在の人物ですが、どの映画も切り取っているところがやや違っていて、本作では表舞台のサンローランではなく、危険な愛人ジャックらと過ごしていた頃が中心に描かれていました。他の作品で、夫のような存在で仕事でもパートナーのピエール・ベルジェとのストーリーを観たことがあるので、本作で描かれていた時期へどう移行していったかを私はわかって観たのですが、この作品だけ観た場合にはまた違った印象になったかも知れません。そういった意味でも、ファッション業界に旋風を巻き起こした若者ということで激動の人生を歩んでいたサンローランが、どの角度から観るかで印象が違うのだなということも感じました。そういう魅力的で神秘的な人物だから、これだけ何度も映画になるんでしょうね。ぜひ、皆さんも本作を観つつ、他のイブ・サンローラン作品と比較してみてください。 |
 サン・ローランの映画なので、オシャレなのはもちろんですが、それだけではなく、影のあるストーリーの部分が多いので、ロマンチックなムードになることはあまり期待しないほうが良いでしょう。ファッションに興味がなくても、実在の著名人のストーリーに興味があれば観ておもしろいと思いますが、正直なところ男性はこの手のストーリーに対して好みが二分しそうな気がします。こういう表現をすると語弊があるかも知れませんが、同性愛に理解が浅い方は誘わないほうが無難でしょう。 |
 R-15なので、15歳未満の方は観られません。高校生以上でもやや衝撃的な描写があるので、もう少し大人になってから観ても良いのでは無いかと思います。ファッションに興味がある人にはもちろんオススメですが、本作はサンローランの衣装がたくさん出てくる華やかな映画というよりも、彼の人間そのものにフォーカスしたストーリーなので、イメージしているような映画とは違う可能性もあると思って、観てください。 |
関連記事：
■TJE Selection イイ男セレクション／ギャスパー・ウリエル
© 2014 MANDARIN CINEMA - EUROPACORP – ORANGE STUDIO – ARTE FRANCE CINEMA – SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL
2015.12.2 TEXT by Myson
