2018年4月14日より全国順次公開
ロングライド
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マーク・ウェブ監督作に期待する要素はすべて入っていて、楽しめました。作家の年配男性と作家志望の青年が主人公なので、セリフがとても詩的で素敵です。ピュア過ぎる男子が、急に男らしくなる展開は、とてもリアル。異性としてあまり意識していなかった女の子が、彼がだんだん大人になり、自分に関心がなくなっていくことに焦りを感じる様子も、青年期の恋愛を象徴していて、上手い描写だなと思いました。徐々に色気が出てくるトーマスを演じるカラム・ターナーの演技も見事で、しれっと上半身を見せるシーンでのサプライズ・マッチョも最高です(笑)。意外な展開で迎えるラストがトリッキーで、最後まで楽しめます。一見辛口だけど、中身は愛が詰まっているストーリーで、悪人が出てこない点でも、観ていて心地が良いです。 |
作品の雰囲気としては、デートに向いてそうに見えるのですが、複雑な恋愛関係がいくつも出てくるので、カップルで観ると多少気まずく感じるかも知れません。心にやましい思いが全くありませんという方や、過去の恋人に未練が全くないという方なら大丈夫だと思いますが(笑)、交際の浅くて、お互いのことをまだあまり知らないカップルは、デートで観るのは避けたほうが良いのではないでしょうか。 |
親の複雑な過去なども描かれていて、大人向けのストーリーなので、小学生、中学生の皆さんは、大きくなってから観たほうが、より楽しめるし、深く理解できると思います。大学生なら、主人公の視点かその女友達の視点で、等身大で楽しめる部分もあるでしょう。 |
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2018.4.4 TEXT by Myson