2012年3月2日より全国公開
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト ディズニー公式サイト
タイトルがあまりに渋いので、どんな映画かピンと来ていなかったのですが、これはもうとてもとても感動しました!名優は出ているとはいえ、メジャーな人はほとんどおらず、一番知名度が高くてもエミリー・ワトソンくらいじゃないでしょうか?しかも、しゃべらない馬が主役。それなのにこの表現力、びっくりです。スピルバーグ監督は派手な作品も手がけつつ、こういった作品も撮るからすごいなと思います。 一頭の馬が戦時下でいろいろな人の手に渡り、馬の目線で人間が描かれていくストーリー。ただ単に馬を育てた青年との感動ものに終わっていない点でも良い意味で期待を裏切られました。さらに、馬にも友情があって…という意外性。しゃべられないし、道も知らない、飼い主のもとに帰るにも自分では帰られない一頭の馬があらゆる困難を乗り越え、あらゆる素晴らしい出会いも経験していくのですが、馬だって生き抜くために必死です。戦争、馬…というキーワードからは暗くて、地味で重い話かなと想像させられてしまいますが、ハラハラドキドキもあり、ハートフルなシーンもあり、最後は思いもしない結末が待っています。 馬を通して、心を癒されていくと登場人物たちと同様に観ているこちら側も心が温かくなるストーリーなので、ぜひ多くの人に観て欲しいと思います。 |
舞台は戦時中で、もちろん戦闘シーンもあるますが、ストーリーの軸はドラマなので、男女問わず楽しめる作品です。戦時中に数奇な運命を辿る人間ではなく、馬の話。馬ね〜なんて言わずに観てみれば、最後は2人して温かい気持ちになれると思います。感動的なだけで終わらずに、しっかりとハラハラドキドキな展開も楽しめる作品なので、デートでもオススメです。 |
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2012.2.25 TEXT by Myson