2011年9月23日より全国公開
プレシディオ
本作は『きみに読む物語』(2004年)、『ウォーク・トゥ・リメンバー』(2002年)、『最後の初恋』(2008)の原作者ニコラス・スパークのベストセラー小説「きみを想う夜空に」の映画化。大好きな作品『きみに読む物語』の原作者のベストセラーを映画化というだけでかなりテンションが上がり、監督はラッセ・ハルストレム、主演は若手トップクラスのチャニング・テイタムとアマンダ・セイフライドということで期待満々で観賞しました。物語は期待通りにロマンチックさと切なさが入り交じっていてキュンキュンしましたよ(笑)。兵士と学生という立場で遠距離恋愛を余儀なくされた2人は手紙で心を繋ぎ止めていましたが、9.11事件がきっかけとなり次第に心の距離も離れてきてしまいます。一緒にいたいけど国のためにも尽くしたいという男性の立場と、待つのが苦しくなってしまう女性の立場…。環境は違えどよくある男女の問題で「わかる!」と思うところもありました。で、このすったもんだで、2人の愛の深さが測られるわけですが、自分だったら激怒だぜと思うところもありました。仕方ないけどそりゃないぜ〜っていうシーンがいくつかあるのですが、こういうのを観てちょっと自分の恋愛も客観視できるのが恋愛映画の良いところですよね。でも、結末は賛否両論ありそうです。私はこれで良かったとは思いますが、ちょっと唐突に思えたので、ここに至る経緯をもう少し知りたいと思いました。鑑賞後にいろんな人と語りがいのある結末とも言えそうです。そしてチャニング・テイタムがかっこいい!不器用だけれど男らしさと優しさに溢れる役がとてもはまっていました。こんな人が身近にいたら絶対惚れちゃう(笑)!アマンダ・セイフライドもやっぱりかわいい!艶めかしさとかわいさとはかなさとをうまいことミックスした役柄をうまく演じていたと思います。 あと気に入った点は、恋愛だけにとどまらず父と息子の愛も描かれていることです。自閉症の父親を持つ主人公が父なりの愛情表現にときにいらだってしまうときの罪悪感とか、とても切ないシーンがあるのですが、終盤の不器用な父子の愛に溢れるシーンに感動してウルッとしました。 ロマンチックなムードにどっぷりはまりたい方、最近人に優しくできないと悩んでいる方、ぜひ観てくださ〜い。 |
こりゃまさにデートで観るべき映画でしょう。前半はラブラブでロマンチックなムードが満載で、後半は愛を試される試練のシーンが続き、恋愛の両局面を見せてくれるので、男女それぞれに思いを巡らせながら楽しむことができると思います。ただ、結構深い愛を描いていて、盛り上がること間違いなしなので、逆にまだつきあうか分からない相手とのデートで行くと、片方だけが盛り上がっちゃって、片方が「こういう恋愛がしたいけど、隣のこの人はそういう相手じゃない」とか思っちゃうとそのあとのデートは変な感じになっちゃうので、ちゃんとつきあっているカップルか、もうつきあうことを心に決めているカップルに観てもらいたいと思います。あと、愛はほんの少し残っているけれどマンネリ化してきた方々にも刺激になって良いと思いますよ。 |
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2011.7.26 TEXT by Myson