2016年7月29日より全国公開
東宝
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脚本と総監督を庵野秀明、監督と特技監督を樋口真嗣が担当し、出演者は長谷川博己、竹野内豊、石原さとみを筆頭に、日本の人気俳優達がズラリと揃っている本作は、日本の映画界の才能を集め、総力をあげて作ったという印象で、映画愛と情熱が感じられる作品でした。日本が誇る特撮技術と、“エヴァンゲリオン”シリーズをはじめアニメーション業界で確固たる地位を築いてきた庵野秀明にしか描けない独特な世界観がコラボレーションしていて、カメラワークもどこかアニメのようだったり、「観たことがない日本映画を観た!」と興奮を憶えました。資料に寄ると、庵野監督はこの依頼がきた当時、“エヴァ”の新作に魂を削って挑んでいた最中で一度は断ったそうです。それでも東宝の誠意と、盟友である樋口監督の熱意により引き受けたそうですが、皆が並々ならぬ想いで作った作品だと思うと、感動もひとしおです。 おそらく現代を舞台に描かれた物語ですが、敢えて昭和っぽく作っていると感じられる演出もあり、日本映画の古き良き時代を彷彿とさせる点にも共感を持ちました。また、ゴジラのキャラクター設定やデザイン、ゴジラ撃墜の方法もユニークで、オリジナルの『ゴジラ』とは全く違うまさに“シン・ゴジラ”として楽しむことができました。MX4Dで観たのですが、ゴジラの迫力がより伝わってきて、臨場感も抜群。日本の映画史上に残る作品であり、この迫力はぜひ劇場で体感して欲しいです。 |
日本が世界に誇る“ゴジラ”を劇場で観られるというのはとても貴重なことだと思います。いろんな意味で映画史上に残る映画で、あとあと思い出にもなると思うので、末永く付き合いたいと思う相手と、ぜひデートで観てください。省庁の名前が飛び交い、難しい用語がたくさん出てきますが、全く気にせずに観ていても、ストーリーにはついていけます。老若男女問わず楽しめる作品なので、どんなカップルも気兼ねなく観られます。 |
幼すぎるキッズはゴジラはだいぶ怖いと思いますが、小学生くらいからなら観ても楽しめるのではないでしょうか?日本と外国との政治的関係や、科学的用語などもたくさん出てきて難しい部分もありますが、細かくわからなくても物語は理解できるはずです。“核”が1つのキーポイントになっていますが、これは日本でずっと問題になっていることなので、これを機に“核とは何か”“原子力とはどういうものか”を調べてみると知識も増えます。 |
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2016.8.12 TEXT by Myson