ユダヤ人迫害の実話の映画化はたくさんあり、どれも衝撃的ですが、子ども達の信じられないほどの逞しさにはいつも胸を打たれます。自分がこういう境遇に置かれたと想定したら、大人でも恐怖心で動けないと思いますが、必要に迫られて、生きていくために、どんどん精神的に成長していく子ども達の姿に勇気をもらえます。一方で子どもだからこその無邪気さ、無謀さで、思いもしない事態を招くリアルさも描かれていて、目が離せません。ほぼ子ども達だけで展開していくストーリーで、これだけのドラマを演じきる子役達、そしてそれを演出した監督は素晴らしいと思います。人間の強さと可能性を実感させられる映画です。 |
カップルで観ても支障はありませんが、デートの雰囲気を盛り上げるような要素はありません。また鑑賞後にカップルで気楽に話せそうなテーマではないので、1人でじっくり観るか、友達と観に行くほうが良いでしょう。でも、お子さんのいる夫婦なら、改めて子ども達の話をするきっかけにできそうです。 |
キッズやティーンの皆さんと同じ世代の子ども達が、迫害から逃れようと苦闘する話なので、ぜひ観て欲しいと思います。大人にはほとんど頼れない、身の危険もあり逃げるために幼くても身分を偽らなくてはいけないという状況に陥ったら、皆さんはどうしますか?主人公ファニーをはじめ、子ども達がそんな苦境のなか、生き延びた実話を映画化した作品です。どんな状況でも諦めなかった彼等の勇姿をぜひ観てください。 |