2013年9月6日より全国公開/R-15
プレシディオ
公式サイト 予告編
シリアスでスタイリッシュでクレイジーな、スティーヴン・ソダーバーグらしい作風でベリー・ナイス!仕掛けられたトリックに私も知らない間に騙されちゃってました。ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタムとキャストも豪華でそれだけでも観ていて楽しいです。後半につれ心理戦が激しくなってきて、やられたらやり返すの攻防戦が続きます。初めは誰か登場人物に感情移入していてもそれぞれだんだん狡猾を見せてくるので、彼らが怖く見えてきます。人を騙して富を得ようとする者、騙されたままでは終わらせまいともがく者、人の影に潜みながらおいしい密を吸おうとする者、いろいろな状況で振る舞う人間の本質が見事に描かれています。やや複雑に思える背景も出てきますが、最後にはスッキリ真相がわかるので観終わったあとは爽快ですよ。 |
ベッドシーンが出てきますが、量的にはそれほどなく、そういうシーンに過敏なカップルでない限り大丈夫でしょう。ホラーのような怖い映画ではないですが、サスペンスなので途中少しビックリするシーンが出てきます。少しでもそういう怖いシーンが嫌いな人を誘うときは注意です。誰でも楽しめる内容だし、観終わったあとにどの辺からトリックに気付いたかなど話すと盛り上がるでしょう。内容にインパクトはありますが悪い意味で後を引くような内容でもないので、次にどんなメニューが控えているデートでも問題ありません。 |
R-15指定ですのでキッズは観られません。高校生以上のティーンの皆さんは、内容的に難しいことはないのでこの映画に隠されたトリックを探るべく頭を使いながら楽しんでみると良いでしょう。医薬品を巡って起こる内容なので、薬が開発されて世に出るまでのいきさつについて少し知識が付くと思います。日本でもこれまで薬害事件がいくつか起こっていますが、これを機に過去に実際に起こった事件など調べてみるとより知識が広がりますよ。 |
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©2012 Happy Pill Productions.
2013.8.28 TEXT by Myson