2017年9月1日より全国公開
KADOKAWA
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ジャッキー・チェン演じる香港のベテラン刑事のベニーが、ジョニー・ノックスヴィル扮するアメリカ人詐欺師のコナーとバディを組むアクション・コメディ。ひょんなことで追われる身になった2人が、ロシア、モンゴル、中国、マカオへと壮大かつ凸凹な逃亡劇を繰り広げます。ジャッキー映画史上第1位のオープニング週末興収を記録した本作の監督は、『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』のレニー・ハーリン。ハリウッド作品では新人監督と組むことが多かったジャッキーがベテラン監督と組むのは珍しいですが、2人のあいだを取り持ったのが『クリフハンガー』でアクションスターへの復活を遂げたシルベスター・スタローンだったそうです。同作のハリウッドプレミアにスタローンがジャッキーを招待したことで、ジャッキーの大ファンだったハーリン監督とジャッキーが意気投合。それから20数年かけてようやくアクション映画界きっての大御所2人のコラボが実現したわけで、期待のアクションシーンもバッチリ堪能できます!黄金期のような派手さはないですが…なんて野暮な前置きはナシにして、しっかり体を張ったジャッキーアクションは健在!コナー役のノックスヴィルも、調子の良い詐欺師役がぴったりハマっていて魅力的ですし、ジャッキーとは『新宿インシデント』以来の共演となるヒロイン役のファン・ビンビンも相変わらず超絶キレイ。大どんでん返しのストーリーにも注目です。 |
今年(2017年)はジャッキーの主演映画が3本も公開される、ファンにとっては幸せな1年。6月に公開した『レイルロード・タイガー』、そして9月公開の本作、12月には中国とインド合作の『カンフー・ヨガ』の公開も待機しています。カップルともにジャッキーファンなら、もちろん3本とも迷わずデートで観るべきですが、彼か彼女のどちらかがファンだった場合は、パートナーにジャッキーの魅力を理解してもらう、またとないチャンスです。老若男女問わず、誰が観ても楽しめる本作は、ジャッキーファンならずともデートムービーに最適です。 |
ジャッキーど真ん中世代じゃないキッズやティーンも、本作はきっと楽しく観てもらえると思います。スリリングなのに、コミカルな要素もあるアクションは、やはりジャッキー映画ならでは。なかでも筆者のイチオシは、ロシアのマトリョーシカ工場で闘うシーンです。女性刺客に追い詰められたジャッキーが巨大なマトリョーシカを盾にして自分の身を守ろうとするのですが、敵に殴られるたびにマトリョーシカが割れて小さくなって…という王道パターン。マトリョーシカがどんなに小さくなっても、ジャッキーではなくマトリョーシカを殴ろうとする敵に笑ってしまいますよ。お友達と観るのも、親子で観るのもオススメです。 |
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2017.8.30 TEXT by min