2010年9月3日リリース
レンタル同時(左記のジャケットはセル用です)
心に夢を持ちながらも妥協しながら日々を過ごしてきた男と、それを支えてきた女。会社員生活に不満を抱えていた彼女に“自分が何とかする”と頼りがいのあることを言ったはいいが、本当に会社を辞めてきた彼女に愕然とするシーンは「おいおい」と思います。でもこういう状況ならほとんどがこういう感じになるのが普通でしょうね。そして、男は急に不安に駆られます。一方で意外にも女はやりたいことがあるならそれを追いかける生き方がいいという考え方を受け入れていきます。そこで彼の夢を応援するというスタンスにより力が入るけれど、“夢を押しつけるな”というようなセリフがあったり、夢を追いかけることがきれいごとではないという現実をすごく絶妙に描いています。応援しているのに、相手を追い込んでいることにもなっているかも知れない…。こういう葛藤は、夢を追いかけながら一緒に暮らしているカップルなら日々感じているのではないでしょうか?シーンの一つ一つが結構リアルで、セリフも突き刺さるものがたくさんありました。主人公たちの世代でなくても共感できる部分がたくさんあると思います。おすすめ! |
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©2010年 浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会
22010.8.30 TEXT by Myson