いい歳をしたおっさん達が、“ストロングマン=最高の男”を決めるために、超アホらしいゲームをいくつもこなしていく様を淡々と描いた本作。男性特有の幼稚さがリアルに描かれていましたが、メガホンを執ったのはなんと女性監督。でも彼らの幼稚さを描きながらも、見守るような優しさが感じられたのは、母性的な目線のせいだったのかも知れません。脚本は監督を務めたアティナ・ラヒル・ツァンガリと、『ロブスター』を手掛けたエフティミス・フィリップ。『ロブスター』がとてもおもしろかったので、本作も期待して観たのですが、『ロブスター』ほどぶっ飛んではいないながらも、とてもくだらないことのために必死になっている人間達の滑稽な姿には通じるものがありました。ギリシャ映画というのも日本で公開されるなかでは希少なので、好奇心旺盛な映画好き女子の皆さんは、試しに観てみては? |
デートのムードを盛り上げてくれる映画ではないし、下ネタも出てくるので、ウブなカップルには少々気まずい要素があるように思います。また、内容は難しくないながらも、鑑賞後は「それで?」という気持ちになる可能性もあるタイプの映画なので、お互いの好みがわからないうちはオススメしません。ただ、バカバカしくて笑っちゃう内容ではあるので、映画を一緒に観慣れているカップルは、一緒に観てお互いの反応を楽しむのもおもしろいと思います。 |
正直なところ全くキッズやティーン向きではありません(笑)。ただ、おじさん達のやりとりがかなり幼稚で可笑しいので、男子諸君なら共感できちゃうかも。とはいえ、キッズは105分、集中力が持つかな〜という内容なので、今無理して観ることはないと思います。中高生は興味があるなら、観てみてください。 |