2014年5月3日より全国公開
アンプラグド
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インド映画といえば、1995年の公開時に大ヒットした、インドのスーパースター、ラジニカーント主演の『ムトゥ 踊るマハラジャ』のイメージがずっと強かったのですが、だんだんといろいろなパターンのインド映画が日本で公開されてきてだいぶイメージが変わりました。本作の物語の舞台はセレブな家柄の子たちが通う学園。ブランド品をまとった女子や、スポーツカーで学校に乗り付ける男子など、ハリウッド系の学園ものが好きな人にも馴染みやすい作品に仕上がっています。登場人物も万国に通じる美男美女を起用。メイン・キャストの登場シーンは、笑えるくらいのどや顔で演出されている点はインドらしい熱さを感じますが、そこがとても楽しいところでもあり、本当に自由にのびのび作っている感が伝わってきます。インド人の顔立ちが濃すぎると思う方もいるかも知れませんが、今回の主人公男子2名は、日本人でもイケメンと認められるクオリティ(笑)。濃いっちゃ濃いのですが、これくらいならアリでしょう。 ストーリーは読み通りに進行してくれるのも安心できるところ。この手の映画で余計なフェイントはまどろっこしいだけなので、ストレートに予想通りの展開でまっしぐらに進んでくれるのが気持ちよかったです。とはいえ、単純なラブストーリーで終わらずにどちらかというと男子同士の友情に重点を置いたストーリーというのも良かったです。イケメンマッチョのアピールシーンが満載なので、マッチョ好きな女子にオススメなのはもちろん、インド映画は苦手という意識がある人に敢えて観てみて欲しい一作です。 |
デートで観ても楽しい作品です。気まずくなるようなエッチなシーンは無いし、とにかくキラキラして楽しい内容なので、男女問わず楽しめます。一点だけ、三角関係が描かれているので、最近三角関係が終わりようやくまとまったばかりでほとぼりが冷めていない状況の人は要注意。ちょっと迷いが残っていたりすると、映画の楽しい雰囲気よりも自分の三角関係での迷いに想いを馳せてしまい、鑑賞を終えたら気まずくなっちゃうかも。そういう心配がないカップルは安心して観てください。マサラ上映があればぜひ2人で参加してみてください。 |
ストーリーがわかりやすいのでキッズでもついていけると思いますが、もしピンとこなくても、歌や踊りのシーンが華やかで楽しいのでそれだけでも充分だと思います。学園ものなのでティーンは主人公たちと同じ目線で、いろいろと共感できることがありそうです。何も考えずにただ楽しむのもありですが、将来や親との関係に悩む姿、友情を大事にする姿を観て、自分を客観視してみるのもアリでしょう。 |
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2014.4.22 TEXT by Myson