2013年11月22日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト 予告編
登場人物が多いのでオムニバスなのかと思っていましたが、6つのエピソードが交錯している1つの物語でした。あとから知ったのですが、本作はハリウッド映画『ラブ・アクチュアリー』の東京版をイメージして作られたようです。でも本作の舞台は東京駅ですしエピソードも全く違うので、この作品はこの作品としてのドラマを楽しむことができました。こういう登場人物が多いタイプの作品は、誰と誰が繋がっているのかなどちょっとした発見がおもしろくて好きです。 全体としては東京駅を舞台にクリスマスの数週間前から当日にかけての物語となっています。「クリスマス当日は素敵なことが…」的な流れは現実的に観てしまうと「ないない」と思ってしまう気持ちもありましたが(笑)、登場人物たち全員が想像していた通りの結末を迎える話とそうではない意外な結末を迎える話と両方があるのが良かったです。 玉木宏が今回演じたのはかなり厳しいタイプの社長役で、失敗ばかりする部下にイライラしている感じは結構ハマっていました。それでいて恋愛に鈍感という設定も嫌いじゃないなと思いました(笑)。ひとつひとつのエピソードには敢えて触れませんが、ちょっと夢見心地にさせてくれるこういうタイプの作品はやはりたまに観るとほっこりします。ぜひ誰かと一緒に観に行って楽しんでください。 |
デートムービーですね。突然始まるドラマチックな恋に遠距離恋愛、それから家族の愛の物語など、いろいろな愛の形が描かれているのでどれか共感できるエピソードがあると思います。恋愛エピソードが大半を占めますが、ベッドシーンやドロドロしたお話はないので、初デートや付き合う前のカップルでも観やすい作品です。付き合って長いカップルや結婚している夫婦にとっても現実味のあるエピソードがあるので、登場する人物たちに自分たちを置き換えて観るのも良いでしょう。 |
誰もが楽しめる映画だと思います。恋愛のエピソードが多いですが、子どもが中心のエピソードもあるのでキッズが観ても大丈夫だと思います。ただサンタクロースにまつわるエピソードがあるので、毎年サンタクロースがクリスマスにきちんと来ているキッズは、この映画はもう少し大きくなってサンタクロースが来なくなってから観て欲しいと思います。ティーンは恋愛を疑似体験する感覚で観たり、家族や周りの人の大切さを感じながら観てください。恋愛のパターンがいくつか登場するので将来の参考にするのもありです。 |
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©2013 「すべては君に逢えたから」製作委員会
2013.11.13 TEXT by Shamy