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スーサイド・スクワッド

2016年9月10日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

悪を持って悪を制するという内容ですが、「そもそも、敵は自ら招いた人物じゃん！」てところでムムム？となりつつ、このファンキーな世界観に、細かい事はもうどうでも良くなり、気楽に楽しめました。ただ、観るからにすごく役に立っているメンバーもいれば、ぶっちゃけ他にもっとすごい人はいなかったのかなと思えるキャラクターもいて（笑）、本作だけでは全員の魅力は語り尽くせなかったのかなと、今後も続編があることを期待します。
個人的に気に入ったのは、ジョーカーとハーレイ・クインのロマンス。これだけクレイジーな２人なのにラブシーンだけはすごくロマンチックで、ビジュアル的にも美しく、本作全体にメリハリを与えています。ジョーカーと言えば、やっぱりヒース・レジャーが演じたジョーカーが頭から離れませんが、本作でジャレッド・レトが演じたジョーカーもなかなか魅力的で良かったです。そして、マーゴット・ロビーが演じるハーレイ・クインは文句ナシにカワイイ！若い女子ならマネしたくなるようなキュートで大胆なファッションや、ディテールにこだわりが見える小物にも要注目です。“バットマン”“アロー”“フラッシュ”などDCコミックスの他のキャラクターとの繋がりも見えるストーリーなので、DCコミックスの映画化、ドラマ化作品と合わせて観るとより楽しめますよ。カメオ出演で“あの人”も出演しています！

余計なことを考えずにスカッとしたいときに、一緒に観ると楽しい映画です。DCコミックスの他のキャラクターとの繋がりを知っているとより楽しめますが、先にこの作品を観てから他の作品を研究するのでも全然オーケー。気になる繋がりが出てきたら、２人で他の関連作品もDVDで観る口実ができますよ。観るからにファンキーでクレイジーな世界観の本作ですが、ジョーカーとハーレイ・クインのラブストーリーはロマンチックなので、程よくムードが盛り上がるシーンもあります。

映画『スーサイド・スクワッド』ウィル・スミス／ジョエル・キナマン／マーゴット・ロビー／ジェイ・コートニー／福原かれん／アドウェール・アキノエ＝アグバエ

悪党が悪を倒すストーリーは、正当なヒーローの物語とは違えど、どこか親近感があって、異例ながらも良い模範になる部分があります。マネして欲しくないシーンもありますが、そこはユーモアということで分別を持って観てもらえればオーケーです。ファッションやタトゥー、小物など、カワイイものやスタイリッシュなものが多く出てくるので、若い皆さんにとって興味がわくポイントもたくさんありますよ。

2016.8.22　TEXT by Myson