ビジュアル的にも迫力がありますが、骨がバキバキと鳴ったり、音の効果をすごく感じました。不気味で不可解だからこそ好奇心が煽られ、怖いのに恐る恐るその世界に入ってしまう感覚は、そのまま主人公や舞踏団の少女達の目線で体感でき、観る者をある意味心地良く狂気の世界に引き込んでしまう演出が見事です。あどけない風貌ながらエロチックな雰囲気を持つダコタ・ジョンソン、人間離れしたオーラを持つティルダ・スウィントンのハマり具合が絶妙で、遠い存在に見えながらも不思議と共感してしまうのは、2人の演技力の賜物でしょう。醜さと美しさのコラボレーションが存分に楽しめる本作。ホラー映画というよりも、芸術作品として楽しんで欲しい1作です。 |
エログロ描写が満載で、痛々しいシーンも何度かあるので、これに耐えうるかどうかがまず一つのハードルになってしまいます。相手の好みがわからないうちは誘うのはやめておいたほうが良いでしょう。ただホラー映画として観ると普通に怖いと思いますが、とてもアーティスティックな作品なので、割り切って観られそうな相手なら誘ってみても良いかも知れません。 |
強烈な内容なので、ジャンル的にはホラー映画なので、映画を観慣れていない人はいきなり観るとしんどいかも知れません。15歳になってからでないと観られませんが、15歳以上でもある程度、いろいろな映画を観てからチャレンジするのが良さそうです。主人公の設定を考えると、ティーンの皆さんに近いので感情移入できるところはあると思いますが、だからこそなお怖いと思う部分もあるので、覚悟して観てください。 |