2011年4月9日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
日本人にはちょっと馴染みがない“悪魔”の存在を認めるか認めないかで、ストーリーに入り込めるか分かれそうです。宗教的なお話なのでその辺でも抵抗がある方、ない方がいると思います。ここで描かれる現象が本当に悪魔の仕業かどうかは、正直言ってわかりませんが、信じざるをえないと思わせる現象が世の中にはあることも否定できないなと思ってしまいました。本作に登場する若いエクソシストの卵マイケルも始めはずっと悪魔の存在を信じていません。でも最後の最後でルーカス神父が言うセリフで、マイケルと同様、私もちょっと説得されてしまった感があります。それはどういうことなのか、たぶんこの映画のテーマそのものかも知れませんが観てのお楽しみに。 映画そのものは正直なところ「おもしろい」という感じではありません。タイトルからホラー要素を期待している人もいるかも知れませんが、ホラー的な怖さはありません。なのでどっちつかずな印象ですが、実在の人物を描いているという点では興味深い内容だと思います。 |
お化け屋敷的なホラーとかでもないし、かと言って謎解きサスペンスという要素もそれほどないし、エクソシストが誕生するまでを描いた物語なのでデートで盛り上がるような内容の映画ではありません。でも「何を信じるか」というテーマは、相手がどんな価値観を持っているかを知る良い話題でもあるので、まだつきあい始めの人や友達以上恋人未満の人は相手をより知るために試しに一緒に観て観るのも良いかも知れません。 |
©2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2011.3.13 TEXT by Myson