2011年9月23日より全国公開
ギャガ
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殺人罪で投獄された妻の罪を晴らすことができず、夫が最後に取った手段は妻を脱獄させること。監督がポール・ハギスだし、主演はラッセル・クロウだし、この奇想天外なストーリーを始めは真面目に観ていましたが、だんだん『96時間』(リーアム・ニーソン主演で、娘を奪われ救出するためにやりたい放題暴れまくるむちゃなおやじの作品)に見えてきました(笑)。でも今回の主人公ジョンの職業は大学の教授。演じているのがラッセル・クロウだから強くて何でもできちゃうキャラって思ってしまいそうだけど、いやいや普通の人がそこまでできないんじゃないの?と思いつつ、ちゃんと前半は悪戦苦闘しているので許してあげましょう(笑)。で、その前半はジョンの鈍くささにドキドキしながら、後半はあまりのジョンの成長ぶりに目を見張り、もう粗は探さずに観てあげようという気持ちで楽しみました。妻を脱獄させるという設定はロマンチックにも思えますが、やっぱり奇想天外すぎてちょっと話に入り込むには苦労しましたが、さすが主人公ジョンは大学教授だけあって、綿密に計画を張り巡らせるだけの頭脳を持ってたんだなと、最後にちょっとやられた感はありましたよ。 |
ポール・ハギス監督作だし、結構人間ドラマ系かなと思って観ましたが、どっちかというと妻を脱獄させることができるかどうかというサスペンス・アクションなので、そういうハラハラドキドキを楽しんで、鑑賞後にあそこはこうすれば良かったのにとか、あれは無理だよねというような会話が楽しめる作品だと思います。「自分が投獄されたらここまでしてくれる?」とか言っちゃったりしてね(笑)。関係性によってはかなり重く聞こえちゃうので、言うなら冗談とわかるように言いましょうね。 |
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2011.9.4 TEXT by Myson