2013年12月20日レンタル開始
2014年2月5日発売(左記ジャケットはセル用です)
文字通り、チャッキー誕生の謎を描いた本作ですが、過去を中心に描いているわけではなく、物語の舞台は現在が軸となっています。なのでシリーズ前作から順に観て時間軸通りです。“今”の時点のチャッキーに異変を感じた主人公が調べていくと、チャッキーの本来の姿、“中に入っている者”のストーリーに繋がっていき、映画の後半でようやく過去のできごとが明らかになっていきます。シリーズのなかで本作から初めて観てもそれなりに楽しめるとは思いますが、やっぱり今までチャッキーが何をしてきたか、どんなキャラクターかはわかって観た方がおもしろいと思います。終盤は一気にシリーズのおさらいをするかのごとき展開になっているので、過去作で登場するキャラクターを知らないと「あれ?これ誰??」ということになるかも知れません。私はシリーズ前作はそれぞれだいぶ前に観たので記憶をたどりながら今作を観ましたが、「あれ?チャッキーって結局何がしたいんだっけ?」という疑問には陥りました。1作目の目的からだいぶずれてきている印象は否めませんが、そのあたりは本作で一応軌道修正されている感はあります。 生誕25周年の本シリーズもここまで来ると怖さに慣れてきますが、本作の楽しさはやっぱりチャッキーというキャラクターの魅力ですよね。いかにも怖いというキャラクターは他にもっといますが、チャッキーは怖さのなかにおもちゃ独特の愛らしさも見え隠れするので、ホラーが苦手な人もちょっと頑張れば楽しめる作品です。ラストに憎い演出があるので、物語が一件落着しても最後まで気を抜かずに観てください。 |
これくらいの怖さのホラーだったら大体の人は耐えうるでしょうし、一緒に観るときにお互いくっつくきっかけができて良いのではないでしょうか?ホラーが嫌いでないなら、ちゃんとシリーズ1作目から追っかけて観ていくのも良いでしょう。何回かに分けて観るのも良し、1日ずっと家でデートするような日があれば一気に観ても良いと思います。男子が怖がり過ぎていたら、その姿に女子が引くという可能性はありますが、所詮相手が人形なので、かわいいもんです。逆にいつもは見せない男子の怖がっている姿を見るという楽しみもあるかも知れませんね(笑)。 |
まだお人形と遊んでいる年齢のキッズは、これを観ると途端に部屋にあるお気に入りのお人形が怖いと思うようになるかも知れないので、今は観るのはやめておきましょう。小学校高学年以上で怖いのもチャレンジしてみたい人は大人がオーケーしたら観てみても良いと思います。ホラーを観たことがない子どもにとっては衝撃的なシーンもあるので覚悟して観てくださいね。ティーンは友達を家に呼んで皆でわいわい観ると、ホラー独特の盛り上がりがあるので、その楽しさを実感できると思います。 |
関連記事:
■未公開映画活性課『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』(シリーズ第6作)
■未公開映画活性課『チャイルド・プレイ 〜チャッキーの狂気病棟〜』(シリーズ第7作)
© 2013 Universal 1440 Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2013.12.13 TEXT by Myson