2011年9月9日より公開
東宝東和
CMで見かけたことはあったけど、スマーフという名前も妖精だということも実は知りませんでした。かわいいはかわいいけど、見た目だけで「好き!」とはなりませんが、キャラクターが良いですね。それぞれの個性で名前がついていて、いつも歌っていて楽しそう。ここまで真っ青だと実際にいたらちょっと怖いような気もしますが、妖精だと思えば好意的に感じますね(なんか打算的な自分が邪悪に思えますが・笑)。おもしろいなと思ったのが、女の子が1人しかいないという理由。もともとスマーフは男だけで、魔法使いガーガメルの陰謀でつくられたけど、パパのおかげで本物の女の子スマーフになったらしいですが、妖精って本来は男なんですかね? まあそれは置いておいて、この物語はスマーフたちが勇敢に冒険する話で終わるのかと思いきや、彼らと接した人間に「自分が思ったとおりにするのが一番だ!」「自分らしく生きることが大切」と気づかせる展開が意外でした。あとは自分を信じること、愛する人を信じること、それが大切というのをわかりやすく描いているのに好感が持てました。親子、夫婦のストーリーなのでぜひご家族で観て欲しいですね。 |
正直なところ、女子は「かわいい!」と思って観るかも知れませんが、男性はスマーフを知っているか知らないかでテンションが変わりそうな気がします。でも、スマーフにある意味救われるのは男性キャラクターなので、共感できる部分があると思います。忙しくて仕事のことで必死な彼氏や旦那さんだったら、まさにこの映画に登場する夫婦と同じような心境で観るのではないでしょうか?「なんでこんな忙しいのにスマーフ観るんだよ!」なんて言っている人にはまさに本作の持つメッセージが良い方向に伝われば二人してハッピーになれますよ。 |
©Courtesy of Sony Pictures Animation
2011.8.28 TEXT by Myson