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抱きたいカンケイ

2011年4月22日より全国公開
パラマウントピクチャーズジャパン
公式サイト　

もっとドロドロして、エロいのかと思ったら、意外にさわやかな映画でほっとしました。それにセックス・フレンドから始まる恋と言っても、ゆきずりから始まる…というのではなく、むしろ体の関係を持つよりも先に特殊な思い出を共有している点で予想していた設定とは少し違いました。これならば、むしろ始めからちょっとは気持ちもあったんじゃないの？と思ってしまうので、見方が少々変わってきます。
結局のところ、女の方が本気になるのが怖くて、男は彼女が心を許すまで待っている感じ。なので女の方さえ本気になれば成就するという展開なので、それほどハラハラはしませんが、女子にとっては観ていて気分の良い設定です（笑）。一昔前までは逆の設定が多かったので、現代風なストーリーだなと思いました。
ストーリー展開で驚いたりということはなかったですが、コメディ要素は結構あったので普通に楽しめます。で、ナタリー・ポートマンはやっぱり可愛いですね。こんな役をやっても尻軽に見えない彼女だからこそ、この設定に違和感なく観られました。またアシュトン・カッチャーのちょい頼りないけどピュアな感じはさすが実生活でデミ・ムーアを仕留めただけありますね。なんでかわからないけど、この男、かわいいです（笑）。
というわけで、大体ストーリーは予測通りですが、女子の大半が好きな展開だと思いますので安心して観てください。

タイトルやキャッチからは警戒してしまいますが、エロいシーンはほとんどないので友達以上恋人未満や、付き合いたてのカップルでも安心して観られます。むしろ、それくらい初々しいカップルの方が楽しめるのではないでしょうか？もしくは、自分たちがまさに主人公と同じような関係を続行中で、恋に発展させたいと片方が思っている場合に相手を連れて行ってみるのはどうでしょう？もしかしたら、相手は「やっぱり体だけの関係でいたいから」とサヨナラされるかも知れませんが、普通の恋がしたいと願うならばチャレンジあるのみです！と、まあ特殊なカップルの話になってしまいましたが、デートムービーとしてオーケーです。

2011.4.3　TEXT by Myson