2012年1月21日より全国公開
フェイス・トゥ・フェイス、ポニーキャニオン
公式サイト 予告編
ギレルモ・デル・トロが製作・脚本の作品だけあって、独特のきもいワールドが楽しめました。タイトルからして一応妖精のようですが、見た目はほんとにきもくて、小さいのがいっぱいいるので不気味です。小さいからこそ怖いという感じですね。エグいシーンが露骨に映ることはありませんでしたが、妖精の好物である歯を抜いたり…という想像だけでも痛そうで気味が悪いシーンで、ぞぞぞっとする感覚は楽しめます。ラストは「あれ?それで終わっていいわけ?」っていう気持ちになりましたが、まあ、それ以上掘り下げても…って感じもわからないでもないので、それはそれで良しとします(笑)。 で、物語の展開やローケーションの雰囲気がケビン・コスナー主演のホラー『ネスト』にとっても似ているなと思いました。屋敷や家を舞台にしたホラーにはこういうのがお決まりな展開だからでしょうね。なので、若干新鮮味に欠ける気はしましたが、初めてホラーに挑戦するという人にはちょうど良いレベルの怖さだと思います。 |
お化け屋敷に行く感覚で観ると楽しい作品です。観た後に精神的ダメージを残すほどの残酷さもないので、その場を楽しむつもりで二人で寄り添いながら盛り上がると良いでしょう。でも、妖精を信じているピュアなハートの人はやめておいた方が良いかも知れないですね。ダークな妖精がいるという概念が受け入れられるなら良いですが(笑)。 |
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2012.1.14 TEXT by Myson