2011年7月16日より全国公開
東宝東和
M・ナイト・シャマランが原案のホラー。事件の始まり方はシャマランらしい不気味さを漂わせていたように思います。音で怖さを演出しているのがよくわかる映画でした。冒頭のシーンや、途中のエレベーターでのゴタゴタもうまく音で表現されていましたが、展開の見せ方が難しい密室劇ながら、逆にその特性を活かした演出になっていて、思っていたより飽きずに観ることができました。怖さで言うとそれほどでもなかったですが、誰が犯人なのか、なぜこの人たちがエレベーターに乗り合わせたのか…というところはサスペンスとして楽しめました。1つの事柄は見方によって全然解釈が変わるというのがわかりやすく描かれていたのも良かったです。 |
ホラーを見慣れているとそうでもないですが、ホラーが苦手な人にとっては、怖い、痛いと思うシーンがあります。あと事件の鍵は宗教的な解釈に基づくのか、現実的なことに基づくのか、人の価値観によっておもしろいと思う感覚にも差が出そうです。そういうことを考えずに気楽にお化け屋敷感覚で観るなら、ホラーを見慣れていない人の方がドキドキ感が楽しめそうです。怖さを理由に彼にくっついちゃいましょう(にやり)。 |
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2011.6.5 TEXT by Myson