2011年1月22日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
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ロバート・ダウニーJr.が演じるピーターの心境で、旅の連れであるイーサン(ザック・ガリフィアナキス)に観客もイライラすること間違いないでしょう(笑)。こういう人いるよな〜と思いながら観てました。でも不思議なことにどう考えてもおかしいのはイーサンのはずなのに、彼がピーターに発する言葉はあながち間違っていないっていうのが笑えます。イーサンを心底憎めないのは、なんだかおかしな奴だけどどこかに本気の優しさがあるからなんだと思います。だから観ていてイライラするのですが、ピーターが反撃した際にはイーサンがかわいそうに思えてしまったり…。イーサンのようなタイプは自分は我が道を行き周囲を散々振り回すけど、周囲の人間は彼の想定外の言動にどっちが正論なのかわからなくなり、彼のルールに結局はまってしまうという、一番友達になりたくないタイプですね(笑)。でもここまでぶっ飛んでると羨ましいような、絶対にこんな人にはなりたくないような、映画で観るだけなら楽しい奴です。 でもよ〜く見ていたら、心が重病なのはピーターかも知れません。本作はいかにも常識人に見える男と、見た目は非常識だけど心優しい男の対比的な二人を登場させることで「さてさてどっちが病んでるでしょうか?」と問いかけているようにも思いました。って言いつつ、そんな難しいことを考えて観る映画ではたぶんないですね(笑)。 |
本気の“いらちさん”は連れて行かない方がいいでしょう。ザック・ガリフィアナキスが演じるイーサンはおそらく観客もいらっとさせつつ、笑わせてくれるので多くの人が楽しめると思いますが、映画ということを抜きにしてイライラしちゃうくらい冗談が通じない彼や旦那さんを連れて行くと、あなたが面倒くさいです(笑)。心の広い人と観に行きましょう。 |
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©2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2011.1.16 TEXT by Myson