2016年10月22日より岡山県にて先行公開、11月5日より全国順次公開
アークエンタテインメント
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日本の地方で第一次産業に携わる人々の生き方を、その土地の風土とともに描く“種まく旅人”シリーズの3作目となる本作。今作では、全国屈指の桃の名産地である岡山県赤磐市を舞台に、亡き兄が接ぎ木で作り出した新種の桃の生産に奔走する女性と、それを見守る周囲の人々の姿を描きます。高梨臨が演じる主人公の彩音は、元々は東京で女優を目指していただけあって、素朴でありながらもとても美しいのですが、農林水産省から派遣された木村を演じる斎藤工が、フェロモンを完全封印して普通の男性を熱演しているのも、見どころです。夢を追っている時間のきらめきが大きいほど、挫折したときの絶望も大きい。しかし、それでも人生は続いていく…。それぞれが、胸のなかで折り合いを付けいく姿には共感を覚えずにいられません。夢に破れた彩音を支える、赤磐ののどかな景色とそこに暮らす人々の優しさに、じんわりと心が癒される作品です。 |
農業や自然に興味のあるカップルや、ヒューマンドラマが好きなカップルにオススメの作品。彩音と木村の微妙な恋愛模様や、亡き兄を思い続ける義姉の愛情などが描かれていますが、ファーストデートなどで観るには、もう少し刺激やパンチがある作品のほうが、観たあとの会話が盛り上がるかも知れませんね。 |
兄と妹が互いを思い合う気持ちに感動する作品です。淡々としたストーリーですので、キッズ向けではありませんが、兄弟がいるティーンにはぜひ観てほしいと思います。普段、自分達が食べている農産物を、農家の人達がいかに苦労して作っているかもわかるので、ご家族で本作を鑑賞して、食の大切さなどについて語り合うのも良いと思います。 |
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© 2016「種まく旅人」製作委員会
2016.11.9 TEXT by min