2011年12月1日より全国公開
東宝東和
正直なところ、このアニメなのか実写なのか中間の映像がしっくりこない方ですが、この映画は観ているうちに段々とリアルに感じてきました。アクションシーンは、スピルバーグ作品の集大成という感じでしたが、アニメではなく、パフォーマンス・キャプチャーってことで、撮影ではどの程度役者が動いているんだろうと興味が湧きます。クライマックスの逃走劇は、“インディ・ジョーンズ”を思い出しましたが、実際に1981年にスピルバーグとジョージ・ルーカスが『レイダース/失われた聖櫃《アーク》』を世に出したとき、“タンタン”をモチーフにしたのではと噂されたそうですね。当時スピルバーグは“タンタン”を知らなかったのでそのことがきっかけで原作を知り、これまで30年間、映画化を切望してきたそうです。この作品は出会うべくしてスピルバーグと出会った作品だなと改めて思いました。 原作を知らないので、意外だったのが結構おとぼけなシーンがあるんですね。デュポン&デュポンがその役割を果たしていますが、こういった部分に遊び心があるので、子どもも大人も楽しめるんでしょうね。そして、一番気に入ったのがタンタンの相棒犬スノーウィー。可愛すぎる!!勇敢でもあり賢いけれど、犬らしいところがちゃんとあるのがすごく可愛いです。 もっと子ども向けの映画なのかと思っていましたが、大人が楽しめるアドベンチャーです。 |
子どもから大人まで、どんな人でも楽しめるアドベンチャー映画です。デートで観ても楽しめると思いますが、特に男子はこの手のストーリーにはワクワクするのではないでしょうか?自分も楽しみながら、ワクワクとスクリーンを見つめる彼氏や夫の少年の顔を眺めてみるのも良いかも知れません。原作を知っていても知らなくても大丈夫。まっさらな気持ちで、新しい映像技術を駆使して作られた、新時代の映画として楽しんでください。 |
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2011.11.15 TEXT by Myson