2011年4月29日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
子供向けに作っていると思うので、正直大人にとってはちょっと物足りないです。でも、子供が観ることを想定したらかなりわかりやすいし、豆腐小僧がすぐ悪者に騙されて付いていくので、そのあたりの展開は昔ドリフターズの『8時だよ、全員集合』を見ながら「志村、うしろ!うしろ!」と言っていた感覚に似ていて楽しめます。 あとは豆腐の質感は結構リアルでした。3Dにするまでもないとは思いつつ、豆腐そのものはぷるんぷるんでおいしそうに見えました。まあ、映画というか妖怪設定についてのツッコミになりますが、豆腐はお盆の上じゃなくて、どこか落とさないところにしまって持ち歩けるようにすればいいのにと思ってなりませんでした(笑)。それと、深田恭子の声が結構合っていて、口調も丁寧語でかわいかったです。ほか、はるな愛が声をやっている狸とかもおもしろかったです。あの狸軍団の色使いはちょっとおしゃれで良いですね。死神のキャラもおもしろくて「豆腐が欲しい」って言ってくるシーンがありますが、結局死神って何を食べてんのさとツッコミたくなりました。でも、こういうどうでも良い設定も子供だったら楽しめそうですね。 というわけで、大人として楽しめた点は癒しの要素、クライマックスの豆腐小僧の決断にちょっとうるっと来ます。特にお子さんがいる方にはお薦めの映画です。 |
「豆腐ちゃん、超かわいい〜」というノリの女子と、その女子を見て「こいつかわいいな」と思う男子のカップルには良いでしょう。内容がかなり子供寄りなので、気合いを入れて「映画を観よう」という日のデートではちょっと物足りないと思います。周りにもファミリーが多そうだし小さな子でも楽しめそうなので、そんなちびっ子たちと一緒に賑やかな雰囲気を楽しむつもりで行くなら良し、うるさいと思ってしまいそうなら、別の大人向けの映画をチョイスすることを薦めます。 |
©2011「豆腐小僧」製作委員会
2011.4.3 TEXT by Myson