2011年3月12日より全国公開
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト ディズニー公式サイト
ディズニー長編アニメーション第50作記念作品である本作。第1作目『白雪姫』と同様、本作もグリム童話をベースにしています。まさにディズニーによる“魔法”をかけられたような素敵な作品で、すごくすごく楽しくて、感動的でした。実はあまりこのストーリーに馴染みがなかったので、「なぜ髪が長いのか」「なぜ閉じ込められているのか」を知りませんでした。なので、すべてがとても新鮮で、なおかつラプンツェルの友達であるカメレオンのパスカルや、警護隊長の馬マキシマスのキャラクターの活躍ぶりにびっくりするとともにすぐに「このキャラ大好き!」と引き込まれました。かわいすぎるし、おもしろすぎる!!特にマキシマスの行動やしぐさは相当笑えるし、まさか馬が人間の隊長よりも活躍するとは思っていませんでした。さすがディズニーですね。あと、フリンが始め見せかけのモテ男にありがちな仕草やインチキぶりでラプンツェルをあしらっていたあたりが現代にもありそうな設定で、おとぎの世界の話ながら身近に感じられました。 そしてなんと言ってもテーマがとても良かったです。ラプンツェルに嘘をついて閉じ込めるゴーテルのセリフで「世界は暗く利己的で残酷」というのがまさに現代を現していて、ラプンツェルの行動が「そんな世界だとしても閉じこもっていちゃいけない」「それでも外に出ていろいろなことに触れたり経験しないと人生は意味がない」というメッセージに思えて、元気や勇気をもらえました。 とにかく、今まで観たディズニー作品のなかで1番に好きと言っても過言ではないくらい楽しめました。ぜひ老若男女に広く観て欲しいなと思います。そして女子的にはラプンツェルが三つ編みをするところなど、髪をアレンジするのが好きな方はかわいさを参考にできるシーンも出てくるので要チェックです! |
よっぽど強がって、かっこつけて「俺はファンタジーアニメを観る柄じゃない」と言うような彼氏や旦那さんじゃない限り、デートにお薦めの映画です。女子は期待通り、いや期待以上に楽しめるはずですし、男子も楽しめる要素があります。と言うのも予想以上にアクションシーンもあり、キャラクター設定もおもしろいので、いろいろな角度から楽しめます。男子代表としてはラプンツェルと旅を共にする荒くれ者フリンがいますが、完璧な男でもなく王子様でもなく、彼なりの理想像に近づこうとして誤った道を進んできた憎めないキャラクターというあたりが人間味があって共感できます。男女ともに楽しめる要素があり、観終わったあとにはハッピーになれる内容なので、交際スタートしたてのカップルからベテランカップルや夫婦まで、多くの方に観て頂ければと思います。 |
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2011.3.1 TEXT by Myson