2014年6月28日より全国公開
ポニーキャニオン、松竹
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本作はクリストファー・ノーランが製作総指揮、そして監督を担当したのはノーラン作品でずっと撮影監督をしていたウォーリー・フィスター。本作が監督デビュー作のようですが、主演にジョニー・デップを迎え、ほかにもノーラン作品常連のモーガン・フリーマンやキリアン・マーフィーが出演するなどかなり豪華キャストが揃っています。物語はジョニー・デップが演じる科学者の頭脳をスーパーコンピューターにインストールするところから展開していくのですが、技術面で考えると私たちの未来でも十分起こり得る内容なので、単なるSF映画とは違う妙なリアルさを感じました。 タイトルの“トランセンデンス”は“超越”という意味で、映画のなかでも想像以上のすごいことがたくさん起こっていました。あまりの超越ぶりに「え?これはどういうこと?」と思う場面もありましたが、映像の迫力や展開のスムーズさから「そっか、超越だもんね」と、あっさり納得させられてしまいました(笑)。でも何よりも気になったのは人間の頭脳をインストールしたコンピューターが、単なるコンピューターに過ぎないのか、それとも心もインストールされた人間なのかというところで、それを考えながら観るのが一番おもしろかったです。本作では夫婦愛も描かれていますが、その捉え方次第で夫婦愛の見え方が変わってくるのも興味深い点でした。 本作で描かれた近未来へ先駆けての問題提起を皆さんがどう受け止めるのかも気になります。ぜひ未来を想像しながら観てみてください。 |
デートで観て欲しい作品です。SF要素あり、夫婦愛ありの作品なので男女ともに楽しめます。ジョニー・デップとレベッカ・ホールが演じる夫婦は、誰もが憧れるような素敵なカップルですが、そんな仲睦まじい夫婦だからこそ事件が起こります。愛のかたちは人それぞれではありますが、ぜひこの夫婦について話し合って欲しいと思います。さらに夫婦で観るとよりこの夫婦に共感できる部分と、そうじゃないところとで意見が出るような気がします。ぜひお互いの夫婦愛を客観的に見つめるという意味でも観てみてください。 |
キッズも観られますが、科学的な要素がたくさん登場するので少し混乱してしまうかも知れません。もし観るのであれば、まずは映画の雰囲気を楽しんで中学生くらいになってからもう一度観て内容の理解を深めることをオススメします。ティーンは本作をきっかけに技術の進歩について考えてみてください。もちろんSF的な感覚を楽しむのもアリですが、映画で描かれた世界を観て、自分たちが今後どうやってコンピューター社会と付き合っていくのか考えてみるとより現実味が増すと思います。さらに詳しく考えてみたくなったらぜひ科学者や研究者を目指しましょう! |
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2014.4.23 TEXT by Shamy