本作は、小説投稿コミュニティ「E★エブリスタ」から生まれた“通学シリーズ”より、特に人気の高い2作が映画化されたもので、それぞれ別々の恋愛物語が描かれています。なかには2作両方に登場する人物もいますが、1作ずつ観ても内容的には問題ありません。
『通学シリーズ 通学電車』は、電車で見かけていた男の子がある日突然自分の部屋に現れるというちょっとファンタジックなストーリーとなっており、一方『通学シリーズ 通学途中』は、不器用な主人公が彼女のいる人を好きになってしまう切ない恋愛模様と、その主人公を見守る優しい男子のラブストーリーが描かれています。いや〜、どちらもかなり青春です。大人目線で観てしまうと少々ツッコミを入れたくなるものの、観ているうちにだんだんと本作の世界観にハマり、最後にはすっかりキュンキュンしてしまいました(笑)。
どちらの作品も、千葉雄大を始め、中川大志、森川葵、松井愛莉などフレッシュな顔ぶれが揃っているのですが、千葉雄大が実は現在26歳であることには驚きでした。彼はベビーフェイスで、今回の高校生役も全く違和感がないのですが、結構大人なんですね。逆に今回すごく大人っぽい男子高校生役を演じていた中川大志が17歳なのも衝撃です。人って本当に見かけによりませんね(笑)。
どちらも80分と見やすい長さなので、ちょっと気分転換がてら、可愛い彼らに癒されるのも良さそうです!もちろん現役の女子高生には思う存分キュンキュンしてもらえたらと思います。
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デートでも観られますが、少女マンガっぽいわかりやすい展開があまり好きではない相手の場合は、誘うのを控えた方が良さそうです。でも最近は少女マンガ好きの男子も多いようなので、もし相手が少女マンガ好きなのであれば、一緒に観ても夢を壊されずに楽しめます。とはいえ、2作ともちょっと不器用な主人公がイケメンと恋に落ちる物語なので、できれば女同士で観た方がイケメン&恋愛トークで盛り上がることができるので楽しいと思います。ぜひ主人公を自分に置き換えてときめきましょう。 |
キッズもティーンもどっぷり本作の世界観に浸かりましょう。女の子は特に、「もしこんなイケメンがクラスにいたら…」とか「高校生になると他校の男子とこうやって交流するの?」と、いろいろな想像ができて楽しいと思います。登場人物達と同世代のティーンは、今の自分と照らし合わせて共感するも良し、「こんなんじゃない」と思うも良しです(笑)。とにかくこの映画のなかで描かれる友情や恋愛を客観視して、今の自分の生活に少しでも活かせるポイントを見つけてもらえればと思います。 |