2017年9月1日より全国公開
キノフィルムズ、木下グループ
公式サイト
死と向き合ったときの、見送る側の思い、去る側の思いを描いたストーリー。村上虹郎演じる主人公が「あの子に最期にあんなことを言わなければ良かった」と思う言葉を、不思議な現象を通してもう一度やり直すという設定なのですが、この“二通りのラスト”については意見が分かれそうです。私は若気の至りだったり、素直な気持ちから最初に描かれた別れの言葉のほうが高校生らしいなと思ったんですが、冷静に考えると良かれと思って言った言葉も、最後の最後で苦しめてしまうとも解釈できます。高校生の初々しくて不器用な恋愛模様も相まって、物事がどんどん複雑になっていくのですが、実際の等身大の高校生がこのストーリーを観たら、どんな風に感じるのかぜひ知りたいなと思える内容でした。ぜひ誰かと一緒に観に行って、意見交換する楽しさを味わってください。 |
高校生の淡い恋を描いているのと、自分達に当てはめて観るポイントがそれほどない設定なので、逆にカップルで観やすいと思います。観た後に自分はどっちの“別れ”が良いかを話し合えば、お互いの人生観を知る事ができそうです。 |
軸になっているのは、少々重いテーマではありますが、結末について議論すると、いろいろな意見を知ることができると思います。なので、友達数名で一緒に観たり、親子で観るのがオススメです。難しいストーリーではないので、小学高学年以上なら充分に楽しめると思います。 |
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2017.8.23 TEXT by Myson