2011年2月25日より全国公開
20世紀フォックス映画
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3章にしてだんだんとおもしろくなってきた感じがしました。全く存在すら忘れていましたが、今回はリーピチープ(ネズミの族長)が大活躍。こいつ、こんなに可愛かったっけ?と思ってしまいました。で、意地悪な従兄弟ユースチスが始めはいらっとさせるのですが、彼とリーピチープの関係が最後にうるっとさせるんですね〜。まさか、この作品でうるっと来るとは思いませんでしたが、強がっているけれど本当は寂しがり屋のユースチスが、始めは苦手だったリーピチープによって心を開かれ、最後には勇気ある少年になるというオーソドックスだけどぐっと来る展開が良かったです。で、このリーピチープが結構良いこと言うんですよね。だから、お子さんがいる方はぜひ見せてあげて欲しいと思います。 あと変なところが気になったのですが、前作で恋に落ちた相手スーザン(ペベンシー家の長女)にまだ未練がありそうに話していたカスピアン王が青い星のリリアンディルが現れると目の色が変わり、控えめながら去り際にくどいていたのが笑えました。「乗り換え、早っ!」と思いましたが、そこが本筋の物語じゃないからこんなもんで良いんでしょうね(笑)。ちなみに原作ではカスピアン王は旅を終えて一行が去ったあとリリアンディルと結婚するそうです。 ちょっとすれた大人には純粋過ぎる物語ですが(笑)、3章まで観たら最後まで見守るしか無いですね。ま、結局のところ「ナルニアって何なのさ」みたいなことがまだわからないので、それが自分なりに解明されるまでは観ようと思います。 |
正統派ファンタジーなので、こういう世界観を楽しめる相手でないと一緒に盛り上がれない可能性もありますがデートに害は無いでしょう。今回は前章ほど恋愛要素はなく、冒険要素が満載です。なので、ちょっとまだ自分たちがどんな関係かわからないカップルには変な空気になることもなく、無難に楽しめるファンタジーなので良いのではないでしょうか?大人向けというよりは、子供〜中高生くらいまでが純粋に楽しめる内容だと思うので、学生カップルにおすすめですね。 |
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2011.2.13 TEXT by Myson