2013年8月3日より全国公開
東宝
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ドラマ版を観ていませんでしたが、登場人物の説明が冒頭にあり、ストーリーも映画版だけで完結しているので置いていかれることなく観ることができました。今回の舞台はシンガポールに向かう豪華客船のなかで、櫻井翔が演じる執事探偵と北川景子が演じるお嬢様刑事が船内で起こった事件の解決に挑みます。こういったドラマの映画化作品の場合、だいたい犯人の予想がすぐにできてしまうのですが、宮沢りえ、中村雅俊、要潤など映画版だけの豪華キャストの出演により物語はさらに複雑になり、そう簡単に事件の全貌が見えてこないところが良かったです。それにサスペンスとはいえかなりユーモアがある作品で、特に竹中直人が演じるコソ泥や椎名桔平の三枚目キャラの刑事にはつい笑ってしまいました。欲を言えば、もう少しだけ事件そのものよりも推理力の優れた執事のバックグラウンドも知りたいなと思いました。とはいえ櫻井翔のキャラの濃い執事役は合っていましたし、主人公2人の関係が普段は執事とお嬢様という上下関係があるのに、事件が絡んでくるとその立場が逆転して執事がお嬢様に皮肉を言うところはおもしろかったです。事件の真相に頭を捻らせつつ、笑うところは笑って楽しんで観てください。 |
単純に楽しめるので初デートや付き合いたてのカップルにはぴったりだと思います。事件のハラハラ感を味わいつつコミカルに描かれた部分で笑ってバランス良く楽しめます。ドラマ版をどちらかが観ていなくても問題ありませんし、観終わってからお互いの意見に違いが出るタイプの作品ではありません。安心して2人で観ましょう。 |
誰でも楽しめる作品なので休日に親子で観に行くのに良いと思います。内容としてはサスペンスものなので殺人事件が起こりますが、そこまで激しい描写はありません。笑える要素がたくさんあるので親子で楽しく観てください。内容が把握できる中学生以上のティーンは探偵さながらに推理して頭の体操をしてみましょう! |
© 2013東川篤哉・小学館/「謎解きはディナーのあとで」製作委員会
2013.7.10 TEXT by Shamy