舞台演劇で表現しているシーンがところどころあり、どんな意図があるのかわからないうちは、少し抵抗を感じる人もいるかも知れません。猫を擬人化しているので、こういう手法を取ったのかなと思いますが、正直好き嫌いは分かれそうな気がします。ただ、後半になるにつれ、猫を擬人化しているという以外にも、「こういう意図があったからかな?」と思える部分が見えてくるので、だんだん違和感は解消してくると思います。私自身は犬派なので、猫要素に萌えるということはあまりありませんが、猫を求める人間の心情は、(それが猫でなくても)誰にでもあると思う部分では、猫好きに限らず楽しめる作品だと思います。“なりたい自分になれない人間”と“人間になりたいけどなれない猫”という対比もユニークです。とてもファンタジックで、アーティスティックなので、いろいろな視点で楽しみ方がありそうです。
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デートで観て気まずい要素はあまりないと思います。初デートで観るには少々個性が強い作品だと思いますが、ストーリーはわかりやすいし、ペットを飼ったことがある人なら、より感情移入しやすいので、一緒に観ても良いのではないでしょうか?同棲カップルで、ペットを飼いたいなと思っている人は、相談するきっかけに観るのもアリかも。 |
ストーリー自体はシンプルなのでついていけそうですが、一部が舞台演劇になっている演出など、「どうして?」と気になってしまう部分は正直あるかも知れません。いろいろな作品を観ているティーンは、それなりに解釈できそうですが、小学生にはちょっと難しいように思います。でも、吉沢亮など若手人気俳優が出ているので、あまり細かいことを気にせずに観るなら、年齢問わずだと思います。 |