2011年1月22日より全国公開
プレシディオ
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ホラー映画としては怖さはそれほどないですが、B級的な要素はたくさんありつつも、予想以上に不気味な感じは終始続いていて、それなりに緊張感は味わえました。田舎町が舞台だと、人気のない静けさが不気味だったりするんですよね。街の人たちも閉鎖的な感じで、何もなくても勝手にこっちが詮索して「何か隠してるんじゃないか」って怖くなってしまうという、ホラーとしては良い作用が働いているのかも知れません。 よ〜く観ているとしょっぱなにちらりと謎の生物が姿を表しちゃうのでそこで怖くなくなってしまう人もいるかも知れませんが、はっきり登場するのは終盤なので「一体何者?」という意味では興味は持続します。あと正体がだいたいわかっても、事態の結末を想像するだけでもちょっと気持ち悪いので、それはそれでぞっとしました。 ホラーとされているようですが、サスペンスの要素もあるので、これからちょっとホラーにも挑戦しようかなと思っている女性にちょうど良いくらいだと思います。 |
きゃっきゃ言いながら観るようなアトラクション的なホラーならお化け屋敷感覚でデートで観ても良いかも知れないですが、ホラーはホラーでも静かな方なので、正直デート向きではないでしょう。でも、彼氏や旦那さんがホラーを観たいと言って仕方なくつきあうかというには耐えられる怖さだと思います。付き合いで観ることになった場合、この作品での救いはかわいい息子です。無垢でパパ思いで、それなりに自分も戦うので彼を応援しながら鑑賞して、怖さを紛らわせましょう。 |
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2010.12.29 TEXT by Myson