2018年12月21日より全国公開
東宝
公式サイト
原作を読んだことがなくても、コミックの世界をそのまま映像化したのだと感じられて、リアリティを求めて観るというスタンスではなく、この世界のルールに従って楽しもうと思えます。恋をまだ知らない若者が、理想の恋愛を追い求めていた最中にふとしたことで現実の恋愛に目覚める瞬間ってこんな風なんだなと、大人が観ると懐かしいし、主人公と同世代が観ると良い刺激があるはずです。金髪も似合う中条あやみは暴れん坊女子を好演していたし、中島健人は立ち姿、歩く姿、走る姿…どれを取っても王子っぽくて、さすがジャニーズだなと改めて感じました。最初から結末はある程度想像しながら観るタイプの作品ではありますが、どういうところに本当の恋心が潜んでいるのかを眺める楽しさを味わってください。 |
“好きだからこそ意地悪してしまう”というあまのじゃくさんは、本作を観てここぞという時に素直になるべきポイントを探ると良さそうです。友達以上恋人未満のカップルで、恋愛モードを発動できずにいる人は本作を好きな人と一緒に観ると、暗に自分達もこういう状況じゃないかとほのめかすことができるかも知れません。劇中にそのまま使えそうなワードも出てくるので、“気持ちに気付いてアピール”に使ってみてください。 |
キッズもティーンの皆さんもきっと気に入ると思います。ラブストーリーも素敵ですが、友達同士の思いやりも描かれているので、共感ポイントはたくさんあるでしょう。あまり話したことがなくて、本当はどんな人なのか誤解をしているクラスメイトがいるかも知れないと新たな視点も得られるはずです。友達と一緒に観ると一層楽しめますよ。 |
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©2018映画『ニセコイ』製作委員会 ©古味直志/集英社
2018.12.5 TEXT by Myson