2014年1月25日より全国公開/PG-12
キングレコード/ティ・ジョイ
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“愛と素敵が詰まったカオスムービー”と謳っているだけあって、本当にハチャメチャさが楽しい!そして、悔しいですがほんの少しウルッとさせられるところもありました(笑)。井口昇監督の映画を過去に観たことがある方やどういう映画が得意な監督かを知る方は驚かないと思いますが、やっぱり今回もしょっぱなからゾンビが出てきたり、血が噴き出したり、クマのぬいぐるみがただカワイイだけではなかったりします。だからこそ「ウルッとくるなんて、ありえない!」とは思ったし、私の涙腺がおかしくなってきたに違いないとは思いましたが、なんだかピュアなエッセンスもあるんですよね(笑)。不思議です。 そして、“変身後は違う人がヒーローになってる”というのが斬新というか画期的。でもそれをバレないようにやっているわけではなく、一応理由をつけて成立させているので、思ったほど違和感はありませんでした。変身後のヌイグルマーを担当している武田梨奈は、空手歴12年(2013年現在の資料)、琉球少林流空手道月心会黒帯を所持するホンモノのアクション女優で、劇中での彼女のアクションは観ていて爽快です。“第二の志保美悦子”の誕生と言っても良いかも知れません!今後が楽しみな女優さんです。しょこたんのアクションも観たかったな〜と思っていたら、得意のヌンチャクを披露する場面もちゃんとありました。 本作は良い意味で高級なB級映画といった感じ。ゾンビすら苦手という女子にはきついかも知れませんが、笑えるシーンが満載のヒーローアクションです(敢えてヒロインと言わない理由あり、本編でわかります)。また、洋画の『テッド』とは違ったタイプのこのヌイグルミの不気味さに引くか惹かれるかもぜひお試しください! |
ゾンビって所詮すでに死んでいるので怖くないでしょ?血が吹き出したりはしますが、怖いムードのホラーではなくあくまでヒーローものなので、怖くて観られないというほどではありません。なのでゾンビが大丈夫なら、デートで観るととても楽しい作品です。いろいろな意味でおかしいところが満載なので、お互いの笑いのツボを探るのに良いでしょう。この映画は論理的に観てはいけません。なので真面目過ぎる人と観るのは向いていないので、誘う相手は選びましょう。 |
PG-12なのでキッズも大人と一緒なら観られないことはありませんが、ゾンビはキッズにはまだ怖すぎるかも知れません。現実と架空の物語の違いが理解できる高学年以上のキッズなら大人と一緒に観ると良いでしょう。しょこたんが着ている衣装はとてもかわいいし、クマのぬいぐるみもかわいいし、子どもでも楽しめるストーリーです。ちょっと色っぽいシーンも出てきますが露骨ではないので、おっぱいに興味津々の小学、中学生男子にはこれくらいならアリでしょう(笑)。 |
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2014.1.13 TEXT by Myson