2018年8月3日ブルーレイ&DVD発売、レンタル開始/PG-12
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神の言葉、信仰がキーになっているけれど、解釈の仕方でそのパワーが両極端に働いてしまうということにまず驚きました。完全に悪ではない白人、完全に善ではない黒人と、当然のことながら結局両方に両方の考えの人間がいて、本当は肌の色なんて全然関係のないのにというもどかしさが湧きます。日本にいると人種問題は 遠い話に思う人もいるかも知れませんが、現状維持で耐える者、死ぬことになっても戦って自由になりたい者がいる世界、時代というのは普遍的で、感情移入できる要素はあります。個人的にクライマックスに少々違和感があったのですが、史実とは少しストーリーが異なるようです。終盤の主人公達の決断、行動には、複雑な気持ちになりますが、実際に人種差別に苦しむ人々の心情はそれほどのものなんでしょうね。映画そのものに対してだけでなく、監督兼主演のネイト・パーカーの過去についても物議を醸した本作。いろいろな意味で純粋に共感することはできませんでしたが、他者のいろいろな見解を聞いてみたい作品です。 |
ラブストーリーの要素もありますが、ロマンティックなムードよりも、辛い展開が多いです。特に女性にはキツイ展開もあるし、テーマがテーマなので、鑑賞後に楽しい会話が弾むということは期待できません。1人でじっくり観るか、気心の知れた友達と観るほうが良いと思います。 |
PG-12ですが、保護者同伴で観るにしても、小学生以下のキッズには刺激が強いと思います。人種問題について学ぶことは大事だと思うので、中学生以上なら興味があれば観てみてください。どうしても主人公の目線で観がちですが、彼の判断が正しいかどうかは別の話です。そういうことも含めて考えることが有意義だと思います。 |
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2018.7.23 TEXT by Myson