2013年6月7日レンタル開始
2013年5月31日セル(左記ジャケットはセル用です)
公式サイト
現代になっても男性優位の社会であるとはいえ、女子より男子の方が大変だなと思う点も結構あります。女子はパンツルックを履いてボーイッシュな格好をしても何も言われませんが、男子が女装をするとすごく異様に見られてしまい、いろいろな憶測をされてしまいます。女装好き、性同一性障害、同性愛は同じではないのに、混同されてしまうこともあるでしょう。本作でもそういった部分が描かれています。 本作は、引きこもりの男子がある日ひょんなことから女装の楽しさを知り、自分を開花させていく物語。何か自分が打ち込めるものを見つけるのはとても幸せでパワーになることですが、それが社会的に偏見を持たれることだったら、趣味は純粋な趣味とは解釈されないのが切ないですね。女装をする楽しみは秘密感やスリルもあるのかなと勝手に思っていましたが、単純に「かわいい」という感覚を楽しんでいる人もいたり、自分の女装姿を見て欲しいという人など、個々によって違うようです。でもコスプレは許されるのに女装になると特別な意味を持ってしまうというのはなんとも皮肉で不思議なこと。最近ではテレビでも女装愛好家が活躍していますが、こういった心境は女子には理解しづらいですが、本作でそういう心境を感じてみてください。 |
関連記事:
■【トーキョー男子映画部】特集:男子の願いを叶える映画
© 2012 『僕の中のオトコの娘』製作委員会
2014.1.18 TEXT by Myson