2013年12月21日より全国公開
ギャガ
公式サイト 予告編
ファッションに詳しいわけでなく、ルブタンの靴のファンでなくても、このショーの凄さは誰でも感じるはず。ルブタンがダンサーに対して抱く美意識は芸術的な観点で、素人の私にもその良さが伝わってきました。劇中でもルブタンが語っていますが、ダンサーにはモデルにはない特有の美しさがあり、さらにCrazy Horseのダンサーは敢えて似ている人物が採用されているということで、その水準の高さがそれぞれの演目の完成度を高めているのだと思いました。ほぼ全裸という状態もしばしばあり、男性ならただエロい目で観るのかも知れませんが、女子目線で観ると、エロティックさと芸術性が絶妙なバランスでこれだけ脱いでいても上品さを感じました。不思議といやらしくないんですよね。均整のとれたスタイルに、しなやかな身体の動きに本当に見とれてしまいます。それぞれの演目がとても美しくスタイリッシュで楽しめましたが、特に気に入ったのは鏡の上で踊る演目。ダンサーの動きと鏡の効果が見事に合わさって視覚的にとてもおもしろかったです。ショーとしても満足させてくれて、「あんな素敵なお尻になりたいわ」とつくづく思わせられた作品でした(笑)。女子にぜひ観て欲しい作品です。 |
最高にセクシーで完璧なボディのダンサーたちがほとんだ全裸という状態で踊っているので男子はとても喜ぶと思いますが、それを彼女、奥さんとしての女子がどう思うかによって、一緒に観るか観ない方が良いか考えた方が良いでしょう。ヤキモチなど妬かない女子はデートで観ても楽しめると思います。また、濡れ場は気まずいけど、裸くらいなら大丈夫というカップルは、演目の内容はイヤらしくなく、芸術として楽しめるのでオーケーだと思います。男女でこのショーにどんな感想を持つか話しあってみると楽しいと思いますよ。 |
これは芸術ではありますが、キッズには刺激が強いでしょう。また「おっぱいだ!お尻だ!」と女の人の身体に興味を持ち始める年頃のキッズはテンションが上がり過ぎてしまいそうなのでご用心。ティーンも然りですが、芸術に興味がある人はアーティスティックな作品にはいろいろなものがあるんだなと思って観てみると良いでしょう。 |
関連記事:
■トーキョー女子映画部第38回部活・女子限定試写会/座談会リポート
■【トーキョー男子映画部】特集:仕事、生き方を極めた男たちの映画特集
© Antoine Poupel
2013.12.4 TEXT by myson