2017年7月29日より全国公開
KADOKAWA
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「マクドナルドはハンバーガー屋だけれど、不動産業で成功したのだ」という話は、いろいろなビジネス書に載っている有名な話なので知っていましたが、レイ・クロックが“こんな人”だったとは知りませんでした。正直、かなり驚いたし、幻滅しました。でも、映画として描くキャラクターとしては、これほどおもしろい人物はなかなかいないですね。時代のせいもあると思いますが、弱肉強食の世界で成功を勝ち取るには、これくらいのずる賢さと非情さがなくてはいけなかったのかも知れません。1人の男の人間ドラマとしても楽しめますが、やっぱりビジネス目線で観ておもしろい部分がたくさんあるので、起業家や経営者は特に楽しめる内容だと思います。でも、反面教師として観る部分、お手本として取り入れる部分は見極めたいですね。 |
ビジネスネタに熱い人はデートの気分をそっちのけで集中してしまいそうだし、恋愛的な部分でも微妙な展開が出てくるので、良い雰囲気になるのは期待できません。たまにはお互いの仕事や仕事観を話すのも良いので、そのきっかけにするのもありですが、ガッツリそういう話をしたくなる内容なだけに、鑑賞後の2人の状況が読めません。デートで観るよりも1人でじっくり観るのが良いと思います。 |
キッズには難しいので大人になってから観ると良いですが、最近は中学生でも起業する人がいるくらいですから、興味があれば観てください。レイ・クロックのやり方は賛成できないこともありますが、人生のうちで何を一番重視するかによって、どこまでやるかは人それぞれに価値観が異なるでしょう。そのままお手本にしてくださいとは言えない部分もありますが、彼や彼とパートナーになった人など、参考にする部分はたくさんあります。 |
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2017.7.12 TEXT by Myson