2015年10月31日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
誰もが知るピーターパンの物語を新しいストーリーで作った本作ですが、観てみると改めて「実際のところ、ピーターパンの物語ってちゃんと知らないな」と実感して、元のストーリーにも興味が湧きました。キャラクター設定もだいぶ変えていると思われますが、フック船長がカッコ良いという設定は今流行なんですかね(笑)。海外ドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』のフック船長も完全な悪役ではないしイケメンなので、ふと思い出しました。本作のフック船長はギャレッド・ヘドランドが演じていて、もうちょっとわかりやすく善人寄りなんですが、ギャレッド・ヘドランドのビジュアルが元々好きなこともあり、キャラクターもカッコ良いので「惚れてまうやろ〜」と思いながら楽しみましたよ(笑)。あと、黒ヒゲ役のヒュー・ジャックマンがいつもの容姿と全くイメージが違っていたのも印象的でした。そして人気女優アマンダ・セイフライドをチラ見せだけで起用するというのも憎いですね。しっかり顔が映るシーンが少なくて「あれ?アマンダだよね?」くらいしか映らないという贅沢な使い方に、大作ならではの風格というか余裕を感じました(笑)。こんな感じで、子どもだけでなく大人も楽しめる作品になっているので、ピーターパン=子ども向け作品という先入観は捨てて観てみてください。空を飛ぶ浮遊感やファンタジーの世界に入り込んだような感覚は3Dの方が体感できると思うので、できれば大きなスクリーンで3Dでご覧ください。 |
デートでも安心して観られる内容です。ラブロマンスの要素はちょっぴりだけありますが、恋の予感を匂わせる程度で、どんな関係性のカップルが観ても支障は無いでしょう。内容もわかりやすく、ファンタジーと言っても、大人も楽しめるストーリーになっているので、子どもっぽすぎて退屈ということにはならないと思います。鑑賞後は「ピーターパンの本来のお話ってどうだったっけ?」なんて話したり、「子どもの頃に好きだったお話は?」など、会話のネタにもしやすいでしょう。 |
キッズにもティーンにもオススメの1作です。キッズはまさにピーターと同じ目線で楽しめるし、大人でも楽しめる映画なのでティーンが観るのにも良いですよ。キッズの皆さんは、いろいろなお話を聞かせてもらった記憶が新しいかも知れませんが、改めてピーターパンのお話を本などで読み返してみても良いでしょう。子どもの頃に知ったおとぎ話がいろいろと映画化されているので、ティーンの皆さんは、他の作品でも本来のストーリーと映画とで比較してみると、童話が時代を経て変化してきている様子がわかったり、文学への興味が深くなると思います。 |
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2015.10.27 TEXT by Myson