2011年1月29日より全国順次公開/R-15
リベロ、日活
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まずミシェル・ウィリアムズが可愛いかったです。映画そのものとしては恋愛映画なのか、社会派映画なのか、母親の愛を描いたドラマなのか、描き切れていない感があり少し物足りなさはありました。 一方で前半は意外に大胆なシーンがあり驚きました。ユアン・マクレガーとミシェル・ウィリアムズは、その辺のスターと違って、必要なシーンならばヌードでも体当たりシーンでもやるという姿勢はすごいと思います。職人ですね。 本作は母性愛が軸に展開していきますが、中東のテロリストに対する新しい姿勢を示すかのような社会派映画の側面も持っています。劇中でミシェルが演じている主人公の若い母親は、オサマ・ビン・ラディン宛に架空の手紙を書くのですが、「あなたは西洋の国に言いたいことがあるのでしょう」とか、「一緒に世界を元に戻しましょう」というような言葉を投げかけています。これまではテロ攻撃を受けた国は何も悪くないというような内容の映画が多かったですが、違う見解を示す映画という意味では斬新でした。イギリスが舞台でイギリスの映画ということもあり、この手のテーマを描いたアメリカ映画とはその辺で少し違いが出ているのでしょうか。ちょっと不思議な感覚の映画だったのと、商業的にウケを意識して作ったのか、メッセージを込めて作ったのか、イマイチ掴めなかったので、いろいろな人の意見が聞いてみたい作品です。 |
ミシェル・ウィリアムズとユアン・マクレガーが共演ってことで、美しい男女が登場の素敵なデート向き映画かなと思いつつ、暗い話であり、自分が浮気中に夫と息子が事件に巻き込まれて死んでしまうという展開なのでデート向きかというとどうでしょうか…。若い母親が主人公なので女性の視点で描かれてはいますが、前半の濡れ場などは男性ウケを意識しているようにも思えました。印象としてはヘビーユーザー向け映画で、映画好きカップルなら良いかも知れません。あと、女子が観たいと思っているなら一人で男性が多いかも知れない劇場に行くのも気が引けるので、敢えて彼氏、旦那についてきてもらうというのも良いですね。 |
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2011.1.16 TEXT by Myson