2016年3月19日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
現在と過去を行き来するミステリーものとしてもおもしろかったのですが、親子や人同士の絆の物語としても楽しむことができました。主人公の悟は身の回りで何か事件が起こると、それを未然に防ぐために“リバイバル(時間が巻き戻る)”という現象が起こる人物で、普段は短時間のリバイバルしかないのですが、ある事件を機に10歳の頃まで戻ってしまい、物語が展開していきます。ちなみに本作はマンガが原作ですが、原作のストーリーがまだ完結していないため、結末は映画オリジナルとなっているそうです。 |
どんなカップルのデートでも楽しめると思います。恋愛要素はあまり強くありませんが、人同士の絆が描かれている点では共感できますし、事件解決までのハラハラ感を共有することができるでしょう。途中、主人公が過去を変えたことにより、現代の人達との関係が変わってしまう場面があるので、ぜひ自分達に置き換えて観てください。そうすると、今のパートナーと出会えたことは自分の過去があったからこそということを感じ、パートナーの大切さを実感することができると思います。そう考えると、出会い方はどうあれどんな相手でも運命の人なのかも知れませんね(笑)。 |
キッズは10歳の悟目線で観て、大人になった自分を想像しながら観ると楽しいと思います。ティーンは、事件の因果関係を考えつつ、過去が未来にどのくらい影響するのか考えながら観ましょう。本作のように大きな事件が起こるとは限りませんが、毎日なんとなく過ごすなかで見過ごしてしまっていることが実はたくさんあるかも知れません。残念ながら悟のようにリバイバルすることはできないので、常にいろいろなことに目を向けて、大切なことやチャンスを見逃さないようにしましょう。 |
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©2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会
2016.3.15 TEXT by Shamy