「モノクロで3Dってどうなんだろう?」と半信半疑でしたが、この作品はモノクロにした意図がとても活かされている作品だと思いました。モノクロだからこそ観ている側のイマジネーションが膨らんで終盤で出てくるキャラクターの不気味さも際立つし、この世界に重厚感を与えていると思います。これがもしカラーだったら、全然違うものになってしまって、楽しい子ども映画に見えてしまったかも知れません。1秒間に24コマで構成されるストップモーションアニメだからこそ出てくる風合いも本作の世界観をより際立たせていて絶妙です。そしてやっぱり魅力的なのはキャラクターたち。なんでこんな顔にしたんだろうという不細工なキャラクターが多数出てきて本当に不気味ですが、なぜか嫌悪感ではなく共感というか馴染みのある感覚があるのが不思議です。やっぱりティム・バートンって天才だなと思えた本作。私は正直初めはそんなに期待していなかっただけにやられました。スパーキーはだんだん可愛く見えてくるし、観ればきっと女子が気に入る一作だと思います。 |
不気味に見えて、楽しくて感動もある良作です。死んでしまった愛犬を蘇らせるというホラー的なテーマもありますが、モノクロの描写がうまい具合に利いているので「怖くて観るのがイヤ」という意識は起こさせません。むしろ、生き返らせたくなるほどの愛情を感じさせる感動作で、ストーリーは老若男女誰でも共感できる内容です。上映時間も短いので、デートの時間も組みやすいですよ。 |
<リクエスト1>りーささん:片思い
Q:片思いの大学生の彼と行くには、楽しく過ごせるか。
A:自分が子どもだった頃を思い出して誰でも共感できるわかりやすいストーリーである点が本作の良いところです。お互いを知るためにも本作を鑑賞し終わったら、子ども時代はどんな子どもだったとか、個性的なクラスメイトがいた…など、自分の話をしてみると良いでしょう。独特の世界観やおもしろいキャラクターもたくさん登場するので会話もはずみ、楽しいデートができると思いますよ。 |