2013年4月13日より全国公開
松竹、アスミック・エース
公式サイト 特報
ゆるい笑いを誘う、観ていて心地良い映画ですが、うちにあるものはとても熱く共感する点がとてもありました。出版社の営業マンとして務めながらも全く力を発揮できないでいた1人の男性が、辞書の編集部に転属になり、そのオタクぶりでめきめきと力を発揮していく様は見ていて本当に気持ちが良かったし、希望を与えてくれました。松田龍平がイケてない男、馬締光也をとてもリアルに演じていて、さすが名優、松田優作の息子だなと思いました。コミカルなシーンの表現が絶妙にうまいです。人間ドラマとしても恋愛ドラマとしても楽しめますが、馬締の好きな人とのやりとりが不器用過ぎて笑えるところが多いながらも、そのまっすぐな姿勢は女性視点でも共感できます。 花形の部署や仕事でなくても全然いいじゃないか、それは他人の価値観であって、自分の価値観で夢中になれるものを見つければ幸せになれるはずだと実感させてくれる映画です。ぜひ、就職難で悩む若者たち、窓際族のように扱われながらも必死で働く企業戦士たちにぜひ観て欲しい作品です。 |
とても穏やかな内容でイヤらしいシーンなどもなく、ほどよく笑えるので、楽しいデートができそうです。ウブな男の物語なので、奥手な彼氏を連れて行って、自分たちを客観視するのも良いでしょう。仕事がうまくいかなくて落ち込んだり、好きなことを仕事にできなくて悶々としているときに観ると、より共感する部分が多いと思います。自分や相手がそんなことで悩んでいるならば、ぜひこの映画を観て一緒に元気になってください。 |
「本屋大賞」になった原作を映画化した本作。仕事や恋愛の話はキッズにはまだピンとこないかも知れませんが、きっと感覚で理解できると思いますし笑えるシーンも多々あり誰でも楽しめます。辞書を作っていく行程などは、小学生やティーンの方が普段辞書を使っているので、身近に感じて興味を持つのではないでしょうか。人から変だと言われても何かに夢中になって一生懸命になるのはとても素敵で大事なことだと教えてくれる映画なので、特にティーンにオススメです。 |
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2013.4.11 TEXT by Myson