オープニングで???となり、でそこでまず引き込まれました。そして、要所要所のシーンが独特な世界観を作り出していて、母が息子を愛してやまないという表現も演技、演出ともにうまいなと思いました。 サスペンスの部分では、先読みし過ぎてそれが割と早い段階で正解だなと思って観ていたので、謎解きという部分では期待したほどではありませんでしたが、全体的にはよくできた映画だと思いました。 「母なる証明」というタイトルの所以は…と考えると、最後になるほどねと思えます。犯人捜しの謎解きよりも、「母なる証明」ってどういうことなのかという見方をすれば、よりおもしろいと思います。 同じポン・ジュノ監督作『殺人の追憶』もとてもよくできた作品で好きですが、この監督の作品は物語の空気感を体感できる気がします。 |
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2012.7.8 TEXT by Myson