2017年11月11日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
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子どもの頃にアニメを観たことがあるような気がしていましたが、ほぼ覚えておらず、改めてこんなストーリーだったのかと、新鮮な気持ちで楽しめました。大正時代が舞台ということもあり、性差別がまだ色濃く残っているので、ラブストーリーにも時代特有のものを感じます。おてんばなはいからさんが、親が決めた許婚との結婚を避けようと、意図的に女性らしからぬ行動をとろうとする姿も可愛くて、自分らしく生きようともがく女性の共感を得るのもわかります。許婚の少尉は少尉で、とてもカッコ良いので、この恋は一筋縄ではいかなくなるのですが、やっぱりこういう二枚目の役は、宮野真守が声を担当するんだなあと、現代の宮野真守ブランドの高さも実感します。後編の予告編でもすごく気になる展開が描かれていたので、続きが楽しみです。 |
女子の目がハートになりそうなラブストーリー、フェミニズムがテーマになっている点で、男性はどこまで楽しめるのかがわかりませんが、デートで観るより、同性の友達と観るか、一人で観るほうが良いのではないでしょうか。でも、コミックやアニメ好き、宝塚歌劇好きのカップルなら、問題なく楽しめると思います。 |
本作のオリジナル版コミックを知る世代の方も、本作で初めて知った若い方も、楽しめる作品です。わかりやすいストーリーで、ラブストーリーも爽やかさがあり、プラトニックなので、小学生が観ても大丈夫でしょう。女性が昔どんな状況だったのか少しイメージできる内容なので、特に女性は、私達が生きる現代がいかに恵まれているかも知ることができます。 |
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■TJE Selection イイ男セレクション/宮野真守
©大和和紀・講談社/劇場版「はいからさんが通る」製作委員
2017.11.8 TEXT by Myson