2011年10月29日より全国公開
熱帯美術館/フェイス・トゥ・フェイス(配給協力)
公式サイト
結末はだいたい想像したとおりで安心して観られる恋愛映画です。フランスのラブコメディってことで、フランスのユーモアってどんなだろうと思ってましたが、やっぱり何だかオシャレですね。日本人のツボとはちょっと違うんだろうなと思い、コメディという部分では笑うということはあまり無かったです。が、普通にラブストーリーとして観る分にはそこそこ楽しめました。 主人公アレックスを演じるロマン・デュリスの風貌がちょっと貧乏臭い(おそらくわざとだと思いますが)ので、あまり騙される側の女性の気持ちを想像できませんでしたが、劇中でヴァネッサ・パラディが演じるジュリエットがアレックスを「アホ面」と冗談で言うシーンがあるので、その辺はどのお国柄でも観察眼としてはほぼ同じなんだなと思いました。 それにしても、ヴァネッサ・パラディのすきっ歯は観る度にどうしても気になりますが、直さないのが潔くて良いですね。そんな自分らしさに自信を持っていて自由奔放な雰囲気を醸し出す彼女の色気と可愛らしさも生まれもって身についているものという感じで、ジョニー・デップの心を逃さないのも何だか頷けます。 |
わかりやすいラブコメなので、デートで観ても楽しめると思います。この手のストーリーのお約束名展開は万国共通に思えますが、セリフをフランス語で言っているだけどちょっとオシャレな気分になれるかも知れません(何でも自分で雰囲気を楽しむのが大事です!)。観終わって余韻が残るような内容ではないですが、逆にリラックスタイムに映画を観ようというのにはちょうど良い軽さだと思います。恋人に向けて…という部分では、ラストにえらい長いことキスしますので、そのムードをお裾分けしてもらえるというところでしょうか。とにかく気楽に楽しんでください。 |
© 2010 YUME-QUAD FILMS / SCRIPT ASSOCIES / UNIVERSAL PICTURES INTERNATIONAL / CHAOCORP
2011.10.29 TEXT by Myson