2010年9月2日リリース
レンタル同時(左記ジャケットはセル用です)
冒頭に出てくる言葉が、そのまま結末で大きな意味を持ちます。戦場で命をかけて戦う兵士たちが単なるヒーローとして描かれているわけではなく、任務に取り憑かれているような中毒性に犯されている様子も戦場の恐ろしさを物語っています。正常な状態なら任務を終えて日常生活に戻る方が幸せだと感じそうなのに、すさまじい戦場の現実を目の当たりにしている兵士たちは、自分にとっての幸せを考えるなんていう状況にはなれなくなってしまうのかも知れません。とにかく途中は淡々と描かれていますが最後にズシンとくる映画でした。切ないですがこれが現実で、“命をかけて”ということは命を落とすだけでなく、生きていても人生を捧げてしまうことも意味するように思います。 |
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2010.9.1 TEXT by Myson